『NDU!〜日本ドキュメンタリスト・ユニオン レトロスペクティブ〜』
NDU〜日本ドキュメンタリスト・ユニオン レトロスペクティブ〜 第T部は無事終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。尚、このページは上映詳細のページです、上映会日程等を告知するものではありません。
長期連続オトナ企画!大阪、京都で夜のシネマテークを開催!
昨年12月にCINEMA ENCOUNTER SPACEに登場した布川徹郎(『風ッ喰らい時逆しま』)が30年前に起動させた映像制作ユニット、NDU(日本ドキュメンタリスト・ユニオン)。大学での武装闘争から抜け出し、キャメラで時代をえぐり、フィルムに世界の転回点を刻みつけたことは今、世の記憶から遠く離れようとしている。

もはや現在ではありえない驚愕のドキュメントフィルムが世紀を越えたいま、再び禁を解かれる。8月から年末までかけてNDUの軌跡を駆け巡るシネマティック・ミッドナイトラン! 大阪は終電、京都は始発まで、毎回びっくりゲストも予定(決定次第できうるかぎりお知らせします)。まずは8月9月、終戦とテロの月に第1部の幕開けだ!

開催:第1部 2005年 8月11日〜9月10日まで

[京都] JAZZ inろくでなし (075-351-0299) 
京都市下京区木屋町四条下る100m アークビル2F
http://www.cyberdecker.gr.jp/rokude/
※四条木屋町を南下、約2分。東側の歩道に出ている看板が目印。


[大阪] BAR 際 (06-6343-0050) 大阪市北区堂島一丁目4−8広ビル4階
※四ツ橋線西梅田より全日空ホテルをめざして徒歩5分(梅田駅からなら15分)。
全日空ホテル近と総合タクシーの間の道を50メートルいく。ビルの上方にあるテナントの看板がたより。わからなければお店へTELだ!


料金: 1500円+1ドリンク(当日のみ・大阪、京都共)


 
主催:マルチスクリーン・プロジェクト
フィルム提供:NDU、プラネット映画資料図書館
企画協力:CINEMA ENCOUNTER SPACE
 
 
上映作品&トークセッション
『出草之歌−台湾原住民就背山一戦』&トークセッション
(2005/ビデオ/120min/制作:NDU)
[ワールドプレミア上映]※今年度山形国際ドキュメンタリー映画祭招待作品
布川×井上でNDU健在宣言。靖国で狼煙があがった!もうすぐ首狩りに行きます。
台湾原住民族の歌が、舞いが、靖国へ向かう。
1973年の『あじあはひとつ』撮影時に布川とNDUが出会った台湾原住民たち。30年を経た2002年の夏、靖国神社で再び抗議活動を展開する彼らと出会う。彼らの生活そのものともいえる歌と踊りを武器に、山を背にして一戦を挑む先住民たちの生の戦いの現場は時を移しなお続いていく。


トークセッション 布川徹郎(NDU)&井上修(NDU、『出草之歌』制作)

[ 京都 ] 8月11日(木) 深夜2時スタート@JAZZ inろくでなし(始発電車発まで)

[ 大阪 ] 8月13日(土) 午後7時スタート@BAR 際(終電車発まで)
『あじあはひとつ』&トークセッション
(1973/ビデオ(※16mmオリジナルネガからデジタル復元)/100min/制作:NDU)
[関西プレミア上映]※今年度山形国際ドキュメンタリー映画祭招待作品 
8.15直前にフィルム紛失から20年ぶりに復活!「君が代」で始まり「海征かば」で終わる流浪の旅。「もう一度戦争がしたい」と台湾の老人は言った。
1972年、日本国総理大臣が訪中。北京空港で「君が代」が鳴り渡り、日中国交正常化=日台断交=天上界の政治過程が突きすすむ。カメラは沖縄本島から宮古、八重山諸島・与那国、台湾原住民居留地へと転々と移動しながら、それぞれの場所と人々を映し出す。越境した東アジア諸民族を描くドキュメント。


トークセッション 布川徹郎×高尾具成(毎日新聞社会部記者)

[ 京都 ] 8月25日(木) 深夜2時スタート@JAZZ inろくでなし(始発電車発まで) 

[ 大阪 ] 8月28日(日) 午後7時スタート@BAR 際(終電車発まで)
『bastard on the border 幻の混民族共和国』&トークセッション

(1976/16mm/90min/監督:布川徹郎)

9.11直前に。アメリカで撮られた帝国の「まがいもの」たちの衝撃的レポート。時を数えて砂漠(現在)に立つサボテンのごとく生きる彼らの姿は…マルチチュードそのものだ。
アメリカ建国200周年を祝う合衆国内で、表通りの華やかなパレードとは裏腹に、帝国の抱える暗黒面が路地裏、砂漠の施設などへの取材によって浮かび上がらせる。
日常のように行われる白昼公道でのキリストとモハメットの宗教対立、更生施設でのベトナム帰還兵へのインタビュー、そして日系をはじめ、原住民らの姿をフィルムは克明に記録する。

トークセッション 布川徹郎×びっくりゲスト!(予定)

[ 京都 ] 9月8日(木) 深夜2時スタート@JAZZ inろくでなし(始発電車発まで) 

[ 大阪 ] 9月10日(土) 午後7時スタート@BAR 際(終電車発まで)
上映スケジュール

『出草之歌−台湾原住民就背山一戦』

[ 京都 ]
8月11日(木) 26:00〜 JAZZ inろくでなし
[ 大阪 ]
8月13日(土) 19:00〜 BAR 際
『あじあはひとつ』
[ 京都 ]
8月25日(木)  26:00〜  JAZZ inろくでなし

[ 大阪 ]

8月28日(日)  19:00〜 BAR 際
『bastard on the border 幻の混民族共和国』

[ 京都 ]

9月8日(木)  26:00〜  JAZZ inろくでなし
[ 大阪]
9月10日(土) 19:00〜 BAR 際
 
お問い合わせ
マルチスクリーン.プロジェクト(090-7251-9088 三国)
<布川徹郎とNDUのヘンレキ>
布川徹郎(ぬのかわてつろう)
1942年福井市生まれ。

62年早稲田に入学。65年からスチールカメラマンを志し、活動する。
67年に『ドキュメント早大闘争』を共同制作。翌年、早大中退の仲間とともにNDU(日本ドキュメンタリスト・ユニオン)を結成。
ベトナム反戦闘争の統一戦線を描いた『鬼ッ子―闘う青年労働者の記録』を69年に完成、70年、東大全共闘とスチールのスライドで『東大闘争・何事の起こりしかは明らかならず』を制作。全共闘最盛期と入れ違うかのように、布河原は沖縄へ密航。売春婦らの聞き語りやコザ暴動を映しとった『沖縄エロス外伝・モトシンカカランヌー』(71)をつくる。そして、竹中労の企画で『倭奴へ・在韓被爆者無告の26年』(71)、沖縄から台湾へ巡る『あじあはひとつ』(73)、ミクロネシアで『太平洋戦争草稿』(74)などを次々に発表する。

76年より、崔洋一(『クイール』『血と骨』監督)プロデュースで布川徹郎プロダクションと名乗り、アメリカへ飛んで『bastard on the border 幻の混民族共和国』(76)、いったん日本へ帰国、『風ッ喰らい時逆しま』(79)をへて、戦火のおこる中東へと向かい、『パレスチナ76-83・パレスチナ革命からわれわれが学んだもの』(83)を撮る。

その後も、テレビ番組制作や過去のフィルムの再構成作品、ハイビジョンの音楽ドキュメンタリーを手がけるなど、さまざまに展開した。
“国境”を見すえ、描き続けた布川徹郎は長い沈黙を破り、大阪・新世界を起点にマルチ・スクリーンによる新たなドキュメンタリーづくりに挑んでいる。 NDU名義としては、台湾原住民族が靖国神社批判運動を展開する2005年新作の『出草之歌』がひさびさの制作となる。