CINEMA ENCOUNTER SPACE vol.20「吉田喜重 反=映画史 はじまりの映画、おわりの映画」は無事終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。尚、このページは上映詳細のページです、上映会日程等を告知するものではありません。

映画に誕生の時があったとすれば、死の時も必ず訪れる。映画にも運命があるということを、我々も覚悟しなければならない。

しかし、吉田喜重は「映画の運命」を反転させ、映画を限りない可能性の地平へと導く。
あまたの映画の前提になっているだろう「本当らしさ」を向こうにまわし、映画が本源的にはらんでいる「見る⇔見られる」の迷宮的な魔力の構造を見いだした時、映画作家・吉田喜重は「反映画」という装置を稼働させた。


ストイックなまでに一貫したモチベーションの作品をつくり続けると同時に、題材、ジャンル、場所を過激に移動し続けるこの類まれな作家が歩んだ40数年の軌跡を、いまこそ我々自身が「見返す」時が来た。


開催20回目を迎えるCINEMA ENCOUNTER SPACEは、この吉田喜重の映画世界を、かつてない規模と構成で展開する。
吉田喜重の装置である「反映画」との膠着を耐え抜いた時、我々の前には未知の時空間が立ち現れているはずだ。


それは、黙示のうちに繰り広げられる、始まりと終わりの無限宇宙である。
 
文化庁日本映画上映支援事業/CINEMA ENCOUNTER SPACE開催20回記念企画

開催:2006年3月21日(祝・火)〜31日(金)(※27日(月)・休)の10日間
会場:京都造形芸術大学 京都芸術劇場 春秋座/芸術文化情報センター 映像ホール

主催:京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科/CINEMA ENCOUNTER SPACE
共催:京都造形芸術大学 芸術文化情報センター
作品提供:現代映画社 日経映像 (株)松竹 (株)日活 ATG  (財)ポーラ伝統文化振興財団 
中岡慎太郎館 NHKマルチメディア局 読売映像 東京MXテレビ 東京大学 愛知県 青山真治
協力:越後谷卓司 蓮實重彦 マチュー・カペル 吉田喜重 RCS(敬称略)
 
 
「吉田喜重 反=映画史」のチラシに誤記が見つかりました。3月26日、吉田監督トークのあとに、15:50から『BIG-1物語 王貞治』の上映があるのですが、これがなんとチラシからすっぽり抜けていました。以下、正しいスケジュールです。

(現在、配布中のチラシ)
 
 
 
映画監督。1933年福井市生まれ。1955年東京大学文学部フランス文学科を卒業、松竹大船撮影所に入社。

“松竹ヌーヴェルヴァーグ”の渦中で、1960年に処女作『ろくでなし』を世に放つも、1964年、『日本脱出』の非完全な公開を最後に松竹を離れる。同年、岡田茉莉子と結婚。以後、独立プロ体制で『エロス+虐殺』(69)などを発表。

1973年『戒厳令』完成。TV番組『美の美』(74-77)の制作に着手。以後、ドキュメンタリーも多数手がける。メキシコ滞在、リヨン・オペラ座での『マダム・バタフライ』演出、新作能『安倍清明』台本執筆など、多岐にわたる活動を展開。

2003年、『鏡の女たち』を発表、フランス政府「芸術文芸 オフィシェ賞」受賞。2004年よりレトロスペクティブ「吉田喜重 変貌の倫理」が各地で開催。

2005年、イタリア5都市での特集巡回を果たす。『見ることのアナーキズム』、『小津安二郎の反映画』などの著書や批評多数。

 
 
吉田喜重ドキュメンタリー作品
  BIG-1物語 王貞治
  狂言師・三宅藤九郎
  幕末に生きる 中岡慎太郎
  愛知の民俗芸能−聖なる祭り 芸能する心−
  愛知の民俗芸能−都市の祭り 芸能する歓び−
  吉田喜重が語る 小津さんの映画
  夢のシネマ 東京の夢
明治の日本を映像に記録したエトランジェ ガブリエル・ヴェール
  知の解放 知の冒険 知の祝祭 
東京大学 学問の過去・現在・未来
   
吉田喜重フィクション作品
  嵐を呼ぶ十八人
  日本脱出
  水で書かれた物語
  戒厳令
  鏡の女たち
美の美シリーズ
  フィレンツェ・ルネサンス Renaissance,Firenze
  ヴァン・ゴッホ Vincent Willem van Gogh
  ゴヤ Francisco de Goya
  ボッシュ Hieronymus Bosch
  マネ Edouard Manet
セザンヌ Paul Cezanne
  ブリューゲル Pieter Brueghel
  カラヴァッジオ Michelangelo Merisi Da Caravaggio
   
CESフィーチャーズ
  ルイス・ブニュエル
『糧なき土地』+『砂漠のシモン』
  青山真治
『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』
 
 

[ 3月21日(火)]

11:30 『BIG-1物語 王貞治』
13:10 『三宅藤九郎』+『愛知の民俗芸能』
15:00 『夢のシネマ 東京の夢』
16:00 「見ることの無方位、見ることのアナーキズム」
  田中 千世子×小林 昌廣
17:40 『美の美』 ルネサンス
19:30 『美の美』 ゴヤ
   

[ 3月22日(水)]

13:30 『美の美』 ゴッホ
15:20 『美の美』 ボッシュ
16:50 『三宅藤九郎』+『愛知の民俗芸能』
18:40 『砂漠のシモン』+『糧なき土地』

[ 3月23日(木)]

12:20 『美の美』 マネ/セザンヌ
14:10 『美の美』 カラバッジョ/ブリューゲル
16:10 『すでに老いた彼女〜』
17:20 『BIG-1物語 王貞治』
19:00 『吉田喜重が語る小津さんの映画』
  「空白から余白へ 反復とずれの転生」
 八角 聡仁×石田 美紀
   

[ 3月24日(金)]

11:30 『美の美』 ルネサンス
13:30 『美の美』 ゴッホ
15:20 『夢のシネマ 東京の夢』
16:30 『美の美』カラバッジョ/ブリューゲル
  「『美の美』の美」
 岡田 温司(京都大学教授・西洋美術史)
18:50 『美の美』ゴヤ

[ 3月25日(] ※春秋座にて開催

11:40 『嵐を呼ぶ十八人』
14:00 『水で書かれた物語』
  「反=映画史・1 フィクション篇」
 吉田 喜重
17:40 『鏡の女たち』
20:00 『幕末に生きる 中岡慎太郎』

[ 3月26日(]

12:00 『東京大学 学問の過去・現在・未来』
13:20 『夢のシネマ 東京の夢』
  「反=映画史・2 ドキュメンタリー篇」
 吉田 喜重
15:50 『BIG-1物語 王貞治』
17:40 『美の美』 マネ/セザンヌ
19:40 『美の美』 ボッシュ
 

[ 3月28日(火)]

13:30 『美の美』 ゴッホ
15:30 『美の美』 ゴヤ
17:00 『水で 書かれた物語』
19:20 『戒厳令』

[ 3月29日(水)]

13:30 『美の美』 ルネサンス
15:30 『美の美』 カラバッジョ/ブリューゲル
17:30 『日本脱出』
19:20 『嵐を呼ぶ十八人』
   

[ 3月30日(木)]

14:00 『東京大学 学問の過去・現在・未来』
15:10 『すでに老いた彼女〜』
16:20 『美の美』 マネ/セザンヌ
18:20 『幕末に生きる 中岡慎太郎』
19:30 『日本脱出』

[ 3月31日(金)]

12:50 『吉田喜重が語る 小津さんの映画』
14:00 『美の美』 ボッシュ
15:40 『戒厳令』
17:50 『夢のシネマ 東京の夢』
19:00 『鏡の女たち』
 
・・・D1回券(または5回券)のプログラム
・・・F1回券(または5回券)のプログラム
□・・・チケットの半券(またはパンフレット)をご持参の方は無料でご覧いただけます。
※プログラムによって会費の金額が異なります、ご注意ください。
 
 

<チケットについて>
1回券 当日:\800(予約:\600)
5回券 \2,400(予約のみ)
※対象プログラム:『夢のシネマ』 『幕末に生きる』 『美の美』6プロ CESフィーチャー2プロ

F1回券 当日:\1000(予約:\800)
F5回券 \3,500(予約のみ)
※対象プログラム:『日本脱出』 『嵐を呼ぶ十八人』 『水で書かれた物語』 『戒厳令』 『鏡の女たち』 『BIG-1物語』

■フリーパス(予約のみ・限定10部)\8,000 
※対象プログラム: 会期中の全プログラムをご覧いただけます。

<その他特典>
★予約について…
当日来場以前に「TEL」「FAX」「e-mail」のいずれかの方法で「お名前」「連絡先」「チケットの種類」をご明示ください。
ご来場の際に精算です。

★当日割引…
25歳以下、60歳以上、障害をお持ちの方とその介護者1名(※要証明)は、当日チケットを予約割引料金にてお求めいただけます。

★高校生以下割引・・・
当日料金の半額にてご入場いただけます(1回券のみ)。

 
 
開催中、チケットを購入された方にCINEMA ENCOUNTER SPACE開催20回を記念し、各界有志の皆さんによる吉田喜重作品論の寄稿や、CINEMA ENCOUNTER SPACEのこれまでの軌跡のご紹介などの激烈な内容からなるパンフレットをプレゼント。さらに、パンフレットを携帯していれば、『東京大学』、『小津さんの映画』、『三宅籐九郎』+『愛知の民俗芸能』2作の3プロをご鑑賞いただけます。
【1・イントロダクション】
【2・吉田喜重作品、作家紹介】
【3・特集:吉田喜重、われらを見返す「反映画」】 寄稿参加(予定)
・田中千世子(映画評論・映画作家)・小林昌廣(美術評論)
・萩原一哉(文学研究) ・冨永昌敬(映画監督)
・石田美紀(映画文化史) ・マチュー・カペル(日本映画研究)
※他、交渉中
【4・緊急特集:CINEMA ENCOUNTER SPACE20回の軌跡特集(内容未定)】
毎回製本まで手作りで涙ぐましい努力を続けてきた我らですが(いつもインクで指を黒くしていた)、なんと今回は業者さんに発注してぱりっと豪華な仕上がりにきめちゃいます。執筆陣も潜在能力最強の布陣で、こいつは特別大放出だぁ!
 
 
開催中のプログラムや企画内容、入場システムに関するお問い合わせは以下の連絡先からおねがいします。
また事前のチケット予約の受付も行っていますのでお気軽にお問い合わせください。

<お問い合わせ>
TEL&FAX:075-451-0056 
HANDY:090-1918-1881(田中) 
E-mail:問合せフォーム

<その他関連リンク>
映像ホール(京都造形芸術大学内 人間館B1階 芸術文化情報センター http://www.acic.kyoto-art.ac.jp/acic/acic.html ) 
春秋座(京都造形芸術大学内 人間館1階 京都芸術劇場 春秋座 http://www.k-pac.org/ )